老人保健施設にいがた園

ポイント１　職場の人間関係を良くするために

「おはようございます。」「お疲れ様です。」といった日頃の挨拶を大事にしています。施設内の情報の共有や開示を職員会議で理解してもらえるように行っています。また、各事業所とWebで意見交換をしています。

ポイント２　新人職員へのサポート体制

プリセプター制度を導入しています。施設の環境に慣れるまで1ヶ月・3ヶ月に上長と事務長で面談をしています。上長やフロアスタッフもサポートできるように声をかけています。

ポイント３　中堅・ベテランスタッフへのサポート体制

職員のスキルアップが図れるようにWeb研修を積極的に行っています。また、各部署で年間目標を設定し、目標を達成できるように職員間同士でモチベーションを保てる職場作りにに努めています。

ポイント４　資格取得支援

初任者研修・介護福祉士・介護支援専門員等の受験更新費用のほか、各職種関連協会の入会年会費の一部負担を行っています。また、リーダー会議で職員の資格取得の促進を行っています。

ポイント５　結婚、出産、妊娠、育児のサポート体制

産休・育休の取得実績があります。育休明けには元の職場に戻って時間短縮で働いています。お子さんの急な体調不良でも他の職員がカバーしてくれています。職員間でも非常に理解があります。

ポイント６　給与面で工夫している点

働き方改革と同時に賞与年間4.6ヶ月を支給し（過去実績）、処遇改善手当・特定処遇改善手当を年2回支給しています（介護職は合計で年間40～60万円）。稼働率に連動するため全職員一丸で取り組んでいます。

ポイント７　休日面で工夫している点

年間休日120日（夏休2日含）＋計画有休5日です。有給は入職月から付与します。急な勤務変更がないよう極力希望休を叶えています。感染症予防のための出勤自粛でも休業手当があります。

良い点①  安心して働ける環境

にいがた園の隣には、系列のとやの中央病院があります。入所者が安心して生活を送れるのはもちろんのこと、職員にとっても安心して働ける環境になっています。にいがた園は新潟市初の老人保健施設で、２０年以上働いている職員が多数います。最近は若手職員が増えてきており、中堅・ベテラン職員にとってよい刺激になっています。新しい考えや技術を取り入れながら、組織の活性化を図っています。

良い点②  一人ひとりの意見を大切にするSKGK

SKGKとはサービス向上業務改善委員会のことで、介護や看護・ケアマネ・リハ職種・栄養士・事務などの多職種で構成されています。業務改善や接遇、人事のことなど職員から意見を募り、各部署や経営陣が一丸となって改善に向けて取り組んでいます。SKGKの取り組みが始まったことで、一人ひとりの意見が尊重され、ボトムアップで課題解決できるようになってきました。

良い点③ 　手厚いフォローアップとスキルアップ支援

入職者には、定期的に面談を行い、業務の習熟度を確認するだけでなく精神面のフォローに力を入れています。些細な不安でも相談出来るよう、日頃からコミュニケーションを図り、信頼関係を築いていきます。

同法人の病院や他施設への異動により、幅広い分野で経験を積んだり、スキルアップを図っていくことが可能です。

今後の課題　特色ある施設作りを

SKGKの取り組みで、職場環境や業務の改善を継続していくとともに、「特色ある施設作り」が出来てくると、更に魅力的な施設になると感じました。立地の影響（女池インターすぐ）で地域貢献がしにくいという一面がある、とのことでしたが、施設内では有効活用出来そうな広いスペースがありましたので、そこを活用して「にいがた園だからできる地域貢献」・「特色づくり」が出来るとより魅力ある施設になるのではないでしょうか。