なぜ介護の仕事に、ICT・ロボットがこれだけ注目されるのか? - 介護専門家コラム

なぜ介護の仕事に、ICT・ロボットがこれだけ注目されるのか? - 介護専門家コラム

介護専門家コラム

なぜ介護の仕事に、ICT・ロボットがこれだけ注目されるのか?

株式会社 トラステック ウェルフェア事業部 片桐清毅

なぜ介護職員になったのでしょうか「お年寄りが好きだから」「やりがいのある仕事だから 」「人や社会の役に立ちたいから」「身内や身近な人の介護経験から」「ニーズの高い仕事だから」「働きがいのある仕事だと思ったから」など様々あります。

この動機にはICTやロボットは関係ありません。

ではなぜ介護の仕事に、ICT・ロボットがこれだけ注目されているのでしょうか。

高齢者人口の急増、少子高齢化が深刻化することにより、労働人口が減少し人手不足となります。介護業界では特に大きな問題です。

人口の推移はここまで来たらどうしようもないのでとりあえず諦めるしかありません。そこで人口問題の解決策の一つがICTやロボット、AIです。
AIに関する議論で、AIが人の仕事を奪ってしまう、ロボットに置き換わる職種があるなんて事が話題になることもありました。しかし、介護の本来の仕事が置き換わることはありません。むしろもしロボットに代われる仕事があれば代わった方が良い。働く人の負担軽減になるし、もしかしたら利用者も人に介護されるよりロボットに介護された方が後ろめたさや恥ずかしさもないかもしれないと、これから利用者になる私は思ったりもします。

国としての施策は、「介護ロボット」と「科学的介護」です。
少ない人数で多くの利用者に今まで通り質の高いサービスを行うためにはどちらも有効だと考えられます。国がこれだけ力を入れている以上「介護ロボット」「科学的介護」どちらも必須項目であり、今後の施設運営で避けては通ることはできないものになってきています。

「介護ロボット」
介護ロボットにも種類がありますが、今注目されているのが睡眠見守りセンサーです。主にベッドマットの下に敷くことで起き上がりや離床などベッド上の状態、心拍・呼吸などのバイタル計測、睡眠状態の解析を行うなどの機能があります。

見守り睡眠センサー(AiSleep:TAOS研究所)

睡眠見守りセンサーでの導入キーワードは、トイレ・排泄、転倒リスク・離床検知、夜間ケア、生活リズム(睡眠状況、離床回数)などです。導入後の職員のアンケートによると46.2%が「非常に役立つ」、49.8%が「少し役立つ」と回答して、96%の職員が肯定的でした。

 

見守り睡眠センサー(AiSleep:TAOS研究所)
離れた場所からリアルタイムで離床、呼吸、脈拍などが確認できる

職業柄、ICTやロボットのご紹介をさせていただく営業を行っています。「当法人ではロボットや機械に頼る介護はいたしません」と断られる場合があります。まだそのような方針の法人もあるのだなと考えさせられます。
介護は人と人が行う事。ロボットの手を借りるなんて血の通わない介護はしないという法人の方針も気持ちは分かるような気もしますが、しかしこれでは職員さんの負担が増えるばかりです。
また今後介護報酬でも加算や減算の対象になってきます。運営上必須になることが容易に予想できます。

YouTube【 商品レポート 】介護記録ソフト「スマートケアMOVE」

 

「科学的介護」
これについては、いろいろご意見があると思いますし、私の本業であるソフトメーカーの立場としても言いたいことはいっぱいあります。ただ今後の介護を考えると科学的な根拠がある介護サービスが定着するためには今の煩雑さはいた仕方がないかとも思います。

LIFEのデータを入力するのはとても大変です。介護記録がなければLIFEの入力の時に大変です。でも介護記録ソフトを導入してもそのままLIFEのデータになるわけではないのでやはりLIFEについての入力は大変というのが正直な感想です。

【商品紹介】スマートケア 介護記録システム

国もこの項目にはこの情報が欲しいといっただけのものではなく、介護現場でどのようにその情報を記録していくのかまでしっかり検討して現場の負担にならないように改善していってもらいたいというのが感想です。

正直、LIFEのデータを作成するのに介護記録ソフトが必要だと言っていただけるのはありがたいですが、まだまだ介護記録ソフトでのLIFE対応については満足できていません。LIFE対応介護ソフトへのご意見ご要望等をお聞かせください。一緒に考えてみませんか。

現在トラステックでは、睡眠見守りセンサー(AiSleep:TAOS研究所)のお試しを行っております。AiSleepは反応速度が早いリアルモニターと4つの睡眠の質を感知する睡眠解析機能があります。設置も簡単ですので体感してみて下さい。
また、AiSleepと連動する介護記録ソフト(スマートケアMOVE:トラステック)もお試しができます。ご興味がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

お問合せ先:株式会社トラステック 新潟事業所 025-249-0464 担当:高橋、片桐

 

ブログ 介護とICT
片桐清毅(株式会社トラステック ウェルフェア事業部)

http://www.kaigogoyoukiki.net/niigata/blog/027/

 

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