介護の魅力とは 新潟医療福祉カレッジ 板垣大介 - 介護専門家コラム

介護の魅力とは 新潟医療福祉カレッジ 板垣大介 - 介護専門家コラム

介護専門家コラム

介護の魅力とは 新潟医療福祉カレッジ 板垣大介

介護の職業としての魅力は「ありがとう」「人の役に立てる」など様々あるように思います。

私の現場で働いていましたが、そのようなやりがいを多く感じてきました。

さらに、自分のケアで、利用者様の笑顔や活き活きした姿になっていただけることも介護の魅力ではないかと考えています。

例えば、寂しそうな表情だった方がレクリエーションを通じて、誰よりも楽しそうに笑ってくれたり、自分でご飯を食べることができない方がリハビリを重ねて少しずつ自分でご飯を食べることができるようになったり、

そういった姿を見ることで、介護される側だけでなく、介護している側にも元気を与えてくれるような魅力もあるのだと感じます。

さらには、それだけではなく、私は身近な人や大切な人を幸せにできることこそが介護の魅力の本質ではないかと考えます。

育ててもらった親への恩返しとして、将来介護が必要になった時に自分が役に立てるように介護の知識と技術を身につけておくことで、親は幸せになるのではないでしょうか。

また、自分の大切な人が病気になったり、ケガをしてしまい、身の回りのことができなくなり介護が必要になったことを想像してみてください。

その時に、自分が介護をすることで、その大切な人を幸せにできるのではないでしょうか。

このように自分の大切な人を幸せにできることこそが介護の魅力ではないかと思います。

私の場合、祖母が病気になり、介護が必要になりました。

祖母は「手が痛い、肩が痛い」と訴え、私が介護の仕事をしているからマッサージをしてほしいと話し、実際に行うと「痛みがなくなる、ありがとう」と頼って安心してもらえました。

この時に初めて介護の仕事を選んでよかったと強く感じることができました。

自分自身が介護を学ぶことで、自分だけでなく誰かが幸せになるというのは、他にはない介護の職業の魅力だと思います。

だからこそ、介護の仕事をしなくても、介護を学ぶ意味は大いに感じており、超高齢社会において介護の魅力はさらに増していくのではないかと考えます。

私も多くの学生にそのような介護の魅力を伝えて、介護の未来をポジティブに変えられるきっかけになれる存在を目指していきたいです。

 

専門学校で介護を学ぶメリットとは

高まる介護のニーズの中で、介護福祉士は社会に求められる存在になってきています。
介護の現場経験から介護福祉士の取得を目指すと、実務経験3年+実務者研修450時間が必要です。さらに、筆記試験に合格という条件があります。

介護の養成校としての意義は「最短で介護福祉士になれること」です。実務経験ルートでいくと、3年ですが、養成校ルートだと2年です。

さらに介護の知識や技術がないまま働くことにより、あらゆる介護の場面で対応が難しかったり、介護者自身が間違った介助方法をすることで腰痛になったり、長く働くことが難しいことがよくあります。

その点、養成校ルートでは、介護経験ある教員から基礎から介護福祉士に必要な知識や技術を教えてもらい、さらに実習で現場経験も得られるため、長期的に働くことができます。

また筆記試験の合格率にも差が出ます。

ちなみに当校では介護福祉士の合格率は毎年100%です。その秘密は環境にあります。実務経験ルートだと、独学で1人で頑張らなければいけません。当校は学生数が多く、学力の個人差がありますが、同じ仲間と介護福祉士になる目標が共有しあえ、協力し合える関係が生まれています。学習方法と平均学習定着率の関係は「ラーニングピラミッド」という図で表すことができます。

 

誰かと勉強することにより、圧倒的に知識の定着率が変わり、学びの質も変わってきます。そして教員からも国家試験合格のテクニックも教えてもらうことができます。それにより、飛躍的に点数が伸びます。

当校では毎年介護福祉士国家試験模擬試験では全国上位(最高2位)をキープできています。これは根本には「学校が楽しい」「学校が好き」というのがあり、だからこそ頑張れるのだと思います。介護福祉士を取得するなら、専門学校がおすすめです。

またこれからは生活の多様化が進み、スキマ時間を使いながら、通信で資格取得のニーズも高まってくるのではないかと思います。当校では「働きながら社会福祉士を目指す」コースを今年度より立ち上げています。オンライン授業で気軽に学ぶ時代の中で、自分の将来にために働きながら大学卒業して、社会福祉士になれるのは、現代の急速に進む社会のメリットではないかと思います。自分に合った学びの方法で、大卒・資格取得により、人生の選択肢を広げることができるのは、このコースの意義です。

https://if-college.com/workingadult

 

私たち専門学校で介護を学びました! 

【高校から入学の学生①】

私が専門学校で介護を学ぼうと思った理由は、認知症の祖母を早く介護してあげたいと思ったからです。最初は大学志望でしたが祖母の認知症の進行が思っていたよりも早く、四年間行くと間に合わないと思い専門学校にしました。オープンキャンパスに参加した時に雰囲気も良く、先生と生徒の距離が近いところも魅力だと思い、ここで学びたいと強く思いました。また大学よりも短い時間で資格を取得でき、大学では5科目など高校と同様の勉強もするようだったのでそれよりも専門的に学びたいと思ったのも理由の1つです。
 最初は、介護の仕事は肉体労働でとても大変な職業で、利用者さんの生活を全てお手伝いするイメージがありました。しかし、勉強していくうちに、利用者さんの出来ることを大切にし、自分でできることを増やしていくことが利用者さんの笑顔につながるのだと学びました。また認知症や老化など様々な理由で生きがいや役割を失ってしまった高齢者の方に生きがいや役割を提供し、再び笑顔になってもらい幸せを届けるというこの仕事はとてもキラキラした、かっこいい職業だと思います。自分の介助で利用者さんに笑顔で「ありがとう」と言っていただけることは、介護のやりがいであり魅力だと思います。人と人の関わりの中、AIにはできない温かさや優しさがあるところも介護の良いところだと思います。

【高校から入学の学生②】

中学3年生の時に職業体験で老人ホームへ行き、利用者さんと関わった際に笑顔でお礼の言葉をかけてもらい、その笑顔を守っているのは、介護福祉士であり、それから興味を持ち調べていくうちに介護福祉士は魅力的で将来の夢になりました。県内の大学への進学も悩みましたが専門学校の方がより実践的な設備が揃っていて、また就職だと、資格を取得するためには3年以上の実務経験が必要で長いと感じました。新潟医療福祉カッレジでは2年で資格取得が可能で、さらに実技試験が免除になることに惹かれ、また、オープンキャンパスへ参加した際に教員と学生の距離が近く、ここなら楽しく学べると思い、専門学校進学に決めました。
介護の魅力は直接感謝の言葉を受け取ることができることと助け合うことができることだと思います。利用者さんと一番身近で関わるからこそ直接笑顔で「ありがとう」を言ってもらうことができます。大変で重労働だと言われる介護の仕事ですが、メールなどの文字ではなくその場で感謝を言ってもらうことができます。電子機器が発達し、対面でのコミュニケーションをとることが減ってきている中で人との関わりが介護では大切になります。介護施設へ行った際に利用者さんと介護士の方が笑顔で話しながら介護をしている現場を見て素敵な職業だと感じました。介護の仕事は一人ですべてを行うのではなくチームで仲間と協力して楽しみながら行う素晴らしさも魅力です。感謝されるとやっていてよかったと感じることができます。

【テクノスクールの学生】

育児期間のブランクもありましたが、社会人となり二十年…。そんな私の頭の隅にあった介護職への興味が一気に膨らみ、無資格、未経験でも介護の職場に飛び込もうと決意し、就活を始めました。そこで色々な方から国家資格を目指すなら専門学校に通うことが最短だと勧められたものの最初は正直、学生になることに抵抗がありました。しかし専門知識・技術をしっかりと学ぶことが自分自身や雇用者側、何より利用者の方の安心・安全につながり、また家族が背中を押してくれたことで、チャンスがあれば学校で学んでみたいという思いになりました。
 同じ目標を持った明るく元気で素直なクラスメイトからパワーを貰い、学ぶことの楽しさや、日々新鮮さを感じています。国家試験に全員合格を目指し、この時間は私の人生に於いての転換期としても貴重な経験となっています。

 

実習でどんなことを学ぶのか

専門学校では、実習施設、事業等の体験を通し施設機能、基本的ケアを学び、利用者の状況に応じた介護技術を適切に行えるよう実習を行います。

【実習生①】


私は実習を行って「利用者の方それぞれに応じた介助」が大切だと感じました。その理由は2つあります。一つ目は、その利用者の方によって残存機能が違うからである。どの利用者の方にも同じ介助方法をしていては利用者の方の体への負担が大きくなるだけでなく、介助中の事故にも繋がる可能性があります。そのため利用者の方に適した残存機能を活用して介助を行うことで利用者の方の体への負担を減らして安全に介助ができるだけでなく、利用者の方の残存機能の維持・向上にも繋がるため大切なことだと学ぶことができました。二つ目は、利用者の方によって一日の過ごし方が違うからです。利用者の方によって自宅で過ごしていた頃の生活と施設での生活は異なり自宅での生活が恋しくなる方もいるため、その方の自宅で過ごしていた生活にできる限り近づけてあげることが大切だと感じました。自宅で過していた頃の生活に近づけてあげることで、帰宅欲求を防止し、日常生活に活気が出るのではないかと考えた。このようなことから、実習で「利用者の方それぞれに応じた介助」が大切だと感じたため、実際に介助する際には残存機能を活用した介助や情報収集をして自宅で過していた生活に近づけるなどの「利用者の方それぞれに応じた介助」を実践したいと考えています。さらに実習で施設の雰囲気を感じ、また職員の方も尊敬できる方ばかりで私もここで働きたいと思い、受験し、無事に内定もいただくことができました。

【実習生②】


実習を通して、移乗介助について学びを深めました。その方は何ができるのか、理解力はどのくらいあるのかなど、把握することで残存能力を活かした支援につながると感じました。利用者の方の力を引き出す支援が大切だと感じ、コミュニケーションや日々の観察からその方を理解したり、状態の変化に気づいたりすることで、安心できる日々を支える支援につなげていきたいと考えています。また、支援の際は利用者の方を介助することが当たり前という考えを取り除き、生活の質の向上、活力につながるよう配慮を行うことが大切だと感じました。常に決まった支援を行うのではなく、その日の状態を見極める必要があると思います。個別ケアの必要性も学び、その方に合わせた支援を見出しても見直すことがなければ意味がないと感じました。パターン化された支援の中や、日々変化する状態から気づきを得ることで画一的ではない個別ケアの幅が広がります。移乗介助においてその方の状態、体格を見ながら支援する必要があること、普段当たり前に行っていることを1度振り返り、気づきを活かす支援を大切にしていきたいです。支援の1つ1つには意味があり、移乗の介助でも始めはうまくいきませんでしたが、職員の方から優しくアドバイスをいただけたおかげで成長できました。実習は不安もありますが、職員の方や利用者さんが温かく迎え入れてくれて最終日には利用者さんが涙を流される方もいて私も別れを惜しむくらい、充実した実習ができました。

 

専門学校で学ぶ外国人留学生

2025年には700万人というボリュームを持つ団塊世代が75歳以上に突入し、少子高齢化がさらに深刻化を増していくことが予想されています。さらに2025年には新潟県内の介護人材が3500人不足すると言われており、現状介護人材が不足している課題があります。そこで注目されているのが外国人介護士です。

新潟医療福祉カレッジでは「介護」ビザの許可を得るために多くの留学生が学んでいます。「介護」ビザは、外国人の方が国家資格の介護福祉士を取得すると日本での就労ビザで働くことが出来る制度で、就労系在留資格のひとつです。技能実習生が増えている中でリーダー的な存在が必要ということで注目されています。

リーダー養成なので時間がかかるデメリットはありますが、永住でき、介護福祉士として働けるというメリットは高いです。現場のニーズも高く、当校の留学生は新潟県内の介護施設で週末働きながら、学校に通って介護の知識や技術を学んでいます。県内でも留学生を必要としている介護施設が増えています。様々な分野で活躍する留学生が増える中で、人材が不足する介護業界を支える存在です。

また当校で学ぶ留学生は非常に真面目で、学ぶ意欲が高いです。日本語の理解がまだまだの学生もいますが、何より素直でいつも笑顔で挨拶してくれるなど好感の持てる学生ばかりです。そして、彼らの優しさや思いやりのある対応は利用者の方を必ず幸せにしてくれると思いますし、日本人学生も見習うべき点だと感じています。また現場で働いていることもあり、介護技術の習得はスムーズです。ぜひ1度当校に来ていただき、留学生の優しさや努力している姿を見てもらえればと思います。

そしてこれからの介護業界は外国人留学生が現場に多くいる時代になりつつあります。その中で、新潟医療福祉カレッジでは、日本人学生と留学生が交流する機会もあります。お互いの文化や生活の違いを尊重しあいながら、同じ介護福祉士として現場で活躍できる人材に成長してもらいたいです。

 

介護事業所の取材に学生が同行


 この度、「新潟の介護の仕事がよくわかる総合ガイド」介護事業所レポート取材に2名の学生が同行させていただきました。施設実習とは違い、取材をするってどうすれば良いのか初の試みでどうなることかと思いましたが、学生と一緒にいることで、和やかな雰囲気の中で取材ができました。さらにスタッフさんからもこれから介護の未来を担う人材である学生に対して熱意を持って答えてくれましたし、また、学生が聞くことで構えることなく、自然に本音を引き出していたように思いました。学生自身も、現場で働く人の介護観を聞き、とても刺激を受けていました。やはり「生の声」は響きますね。専門学校の意義は即戦力の育成です。そのためには現場とのつながりは大切で、この試みは、双方にとって非常に有意義な時間になり、今後も継続していきたいです。(板垣)

学生の感想


今回の取材を通して、介護だけではなく様々な事業に取り組んだり、新たな試みをしている施設が多いことを知りました。障子の張り替えなど私の考えている介護とは違うサービスをしており、驚きましたが、この地域貢献も介護の魅力の1つだと感じました。施設によって違いはありましたが、どのスタッフさんに聞いても、「愛情をもって接すること」が大切だおっしゃっており、今まで以上に愛情を持って介護をしたいと思いました。私は介護福祉士の道に進んでよかったと思える取材でした。(津田)

学生の感想


スタッフの方に、施設で取り組んでいることや気を付けていることなどを伺い、施設ごとに力を入れていることは違いましたが、大切にしていることは同じように感じました。それは利用者の方、一人一人に寄り添い、利用者のために一生懸命になっていることです。また助け合いは大切ですが、現場では「当たり前」という言葉を聞き、私も「当たり前」にできるようになりたいと感じ、そのためには身近な家族や友人に気配りすることから始めていきたいと思います。今回の取材の同行の学びを将来に活かしていきます。(志田)

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新潟医療福祉カレッジ 板垣大介 介護福祉士国家試験対策塾~がき通信~
福祉とカープを愛する男、板垣大介(新潟医療福祉カレッジ)介護福祉士の国家試験合格に少しでもお役にたてればと思います。

http://www.kaigogoyoukiki.net/specialist/itagaki/

 

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