新潟県に「介護ロボット」の相談ができる窓口、あります! - 介護専門家コラム

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介護専門家コラム

新潟県に「介護ロボット」の相談ができる窓口、あります!

あおやまメディカル株式会社 営業部 稲毛将人

このコラムでは老人施設を対象に、介護ロボットの普及活動、介護ロボットの初期導入時や継続的な活用をサポートする目的で、昨年度10月より新潟ユニゾンプラザ1Fの福祉機器展示室に開設しました「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム構築事業」の新潟相談窓口の取り組みについてご紹介します。

新潟ユニゾンプラザ1Fの福祉機器展示室

 

【介護ロボットの現状】
昨今の介護業界では、化学的根拠に基づいた介護(介助)技術や、労働生産性について大きく取り沙汰され、その必要性の議論が重ねられている中、介護ロボットは大きな役割を担うと期待されています。

 

ただ介護ロボットの事は知っていても「介護ロボットってどんなものなの?」と聞かれても、上手く説明できる人は多くないのが現状です。
介護ロボットは主に「移乗支援」「移動支援」「排泄支援」「見守り・コミュニケーション」「入浴支援」「介護業務支援」に分類されています(※)。その中でも特に「移乗支援」と「見守り機器」の認知度と需要が多く、それに比例する形で導入する老人施設が多いようです。
※厚生労働省「福祉用具・介護ロボット実用化支援事業」より抜粋。

 

介護ロボットの導入は前述した通り、老人施設を中心に少しずつ浸透していますが、実際に導入を検討している老人施設からは「どの介護ロボットを採用したら良いのかを決めかねている」といったご相談を頂くことが多いです。
また、導入した老人施設からは「介護ロボットを導入したものの、その後の運用が上手くいかない」といったお悩みの声を良く聞きます。

以上のことから、介護ロボットの導入前後の障壁は未だ高いことが分かります。

 

【介護ロボットを選ぶ2つのポイント】
当然のことですが、介護ロボットを導入したら問題が解決するわけではありません。前述したとおり、介護ロボット導入後の運用が上手くいかずに使わなくなってしまうと、もし仮に「これだ!」と思った介護ロボットがあって導入しようと思っても「また使わなくなるのではないか?」となってしまいます。
そういった失敗を未然に防ぐ役割として、私たちのような介護ロボット相談窓口が存在します。

 

介護ロボットを導入する上で、失敗しない為のポイントを2つ紹介します。

 

ひとつめは介護ロボットを導入して何を得たいか?です。
介護ロボットを導入して何を得たいかは、明確な根拠(理由)が大切です。根拠が客観的で具体的な情報であれば、介護ロボットを導入して得られる効果は高まります。
参考までに事例を紹介します。

 

・介助者の腰痛予防対策に、装着型の移乗支援機器を導入し、昨年度から増加している腰痛による離職率や休職を抑制したい

腰痛を予防する為の代表的な道具として腰痛ベルトがありますが、これが装着型の介護ロボットに置き換えられるイメージです。ちなみに皆さんは、導入後に腰痛による離職率や休職や抑制のイメージを描けましたでしょうか?

 

・排泄前後のお知らせを事前に告知する排泄支援機器を導入し、夜間帯のトイレ誘導や紙おむつ交換の空振りの削減、自立排泄と失禁減少をサポートしたい

排泄はデリケートな問題で且つ介護負担が大きい支援のひとつですが、排泄支援型の介護ロボットを導入すると、上記の項目に改善が見込まれますが、導入前には入念な準備が必要になります。

 

ふたつめは介護ロボットの導入計画です。
介護ロボットは高額な製品が多いので、年間予算に組み込む等、計画的な購入を検討する必要があります。実際のところ約5割の老人施設が、今年度(来年度)予算に組み込んだ上で、私たちの相談窓口にお問い合わせを頂いています。

余談ですが、6月中旬に新潟県より発表された「令和4年度介護ロボット導入支援補助金」は、今まで新潟県から補助を受けて介護ロボットを導入した実績を持つ事業所(老人施設)は対象外となり、結果多くの老人施設が対象外となってしまいました。ただ活用したことがない老人施設の方にはおすすめの補助金です。

いずれにしても、介護ロボットの必要性を認識しているのでしたら、補助金の有無にかかわらず導入(計画)は早い方が良いと断言します。

 

【新潟相談窓口で問い合わせの多い相談内容ベスト3!】

1位 介護ロボットの貸出


製品にもよりますが、概ね1週間~2か月程度デモ機を利用することが出来ます。どんな介護ロボットの貸出が可能なのか?等の詳細が知りたい方は、当窓口までお問い合わせ下さい。

 

2位 他施設で取り組んでいる事例を紹介して欲しい
正直、老人施設の実情が分からない中で参考になるような情報をお伝えするのは難しいのですが、私たちがご紹介出来る情報は全てお伝えしています。
またご要望があれば、直接現地へ訪問しご相談に応じる「出張訪問」も行っております。

 

3位 インカムを導入したい
インカムは、施設内の離れた場所でも連携したい人とハンズフリーで会話をすることが出来るICT機器ですが、介護ロボットではありません。見守り機器との相性が良いので、老人施設での注目度は高いようです。

 

コラムの記事pdfダウンロードはこちら

2022_106.107p_

 

お問い合わせ先
〒950-0994
新潟県新潟市中央区上所2-2-2 新潟ユニゾンプラザ1F 福祉機器展示室


ホームページ: https://carerobo-pf.jp/
メールアドレス:kaigo-robot_pf@aoyama-medical.co.jp
電話番号:025-378-5221

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