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介護の仕事を辞めた理由・離職率・早期離職防止・定着促進を図るための方策(令和5年介護労働実態調査データ)
公益財団法人介護労働安定センターでは、令和5年度介護労働実態調査を実施し、介護分野における優れた人材の確保と育成、介護に関わる方々の働く環境の改善、より質の高い介護保険サービスの提供等に資することを目的に、毎年報告しています。下記のデータは、令和5年版より引用しています。 https://www.kaigo-center.or.jp/report/jittai/
介護従事者が直前の介護の仕事を辞めた理由
(2.労働調査 2-4介護関係の仕事を辞めた理由P27より抜粋)
1位「職場の人間関係に問題があったため」(34.3%)
2位「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため」(26.3%)
3位「他に良い仕事・職場があったため」(19.9%)
4位「収入が少なかったため」(16.6%)
5位「自分の将来の見込みが立たなかったため」(13.2%)
6位「結婚・妊娠・出産・育児のため」(8.2%)
7位「新しい資格を取ったから」(7.8%)
8位「人員整理・勧奨退職・法人解散・事業不振等のため」(6.9%)
9位「家族の介護・看護のため」(4.5%)
10位「自分に向かない仕事だったため」(4.1%)
経年推移をみると、直前職を辞めた理由の上位は「職場の人間関係に問題があったため」、「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため」、「他に良い仕事・職場があったため」の順で変化はないが、2023 年度の「職場の人間関係に問題があったため」は前年度比 6.8 ポイント増加している。また、「結婚・妊娠・出産・育児のため」は 2019 年度の 20.4%から 4 年連続で減少し 2023 年度には 8.2%になった。

退職理由のうちの「職場の人間関係に問題があったため」具体的な状況
1位「上司の思いやりのない言動、きつい指導、パワハラなどがあった」(49.3%)
2位「上司の管理能力が低い、業務指示が不明確、リーダーシップがなく信頼できなかった」(43.2%)
3位「同僚の言動(きつい言い方・悪口・嫌み・嫌がらせなど)でストレスがあった」(38.8%)
4位「ケアの方法など仕事上の課題に関する上司や同僚との意思疎通・意見交換がうまくいかなかった」(26.6%)
5位「仕事に消極的な態度の同僚がいたため一緒に仕事をしたくなかった」(14.7%)
6位「職場内の仲間はずれや、仲良しグループに入っていけないなどで疎外感・孤独感を感じた」(12.3%)
7位「その他」(11.3%)
8位「職場全体が仕事のこと以外で会話や交流がなく暗かった」(7.6%)
9位「部下・後輩に対する指導が難しかった」(7.2%)

「経営理念や運営のあり方等に係る退職理由」具体的な状況
1位 「経営の効率性やリスクを過度に重視しているため、介護の質の向上の取り組みが二の次になっていた」(30.9%)
2位「介護の質の向上の手法・方向性が自分の理想とは異なっていた」(30.6%)
3位「無駄な業務が多く職員の業務量負担への配慮が弱かった」(30.0%)
4位「仕事の仕方に関する職員の提案を、管理者が聞いてくれなかった」(28.2%)
介護職員の採用率と離職率(1.事業所調査)
①介護職員の性別の採用率と離職率
男性 採用率 16.2% 離職率 13.5%
女性 採用率 15.3% 離職率 13.6%
※訪問介護員と異なり、女性の離職率が男性をやや上回っている。
介護職員の採用経路
1位「ハローワークの紹介」 21.8%
2位 「職員等からの紹介(縁故)」 21.2%
3位「有料職業紹介」20.2%
新規採用後 1年以内に辞めた人
全体 19.6%
内訳
1位「有料職業紹介」25.7%
2位「ネット・求人情報誌・チラシ等を通じた直接応募」24.7%
3位「ハローワークの紹介」22.8%
早期離職防止・定着促進を図るための方策
1位 「ハラスメントのない人間関係のよい職場づくりをしている」( 69.2%)
2位 「仕事上のコミュニケーションの円滑化を図っている(上司との定期面談、定期的なミーティング、意見交換会など)」65.4%
3位 「残業削減、有給休暇の取得促進、シフトの見直し等を進めている」64.3%
4位 「職場のミーティング等で、介護の質を高めるための価値観や行動基準を共有している」63.1%
5位 「仕事の内容は変えずに、労働時間や労働日を本人の希望で柔軟に対応している」61.1%
早期離職防止・定着促進を図るための方策 「実際に効果があった方策」
1位 「仕事の内容は変えずに、労働時間や労働日を本人の希望で柔軟に対応している」32.1%
2位「 残業削減、有給休暇の取得促進、シフトの見直し等を進めている」28.8%
3位「仕事上のコミュニケーションの円滑化を図っている(上司との定期面談、定期的なミーティング、意見交換会など)」25.2%
※ 「効果のあるものはない」が 29.6%と、全体の第 2 位になっている。「その他」としては、休憩・休暇のあり方の工夫を含めた福利厚生の充実や資格取得支援、テレワークや定年延長等の取り組みがあげられている。
採用がうまくいっている理由
1位 「職場の人間関係がよいこと」62.7%
2位 「 残業が少ない、有給休暇をとりやすい、シフトがきつくないこと」 57.3%
3位 「仕事と家庭(育児・介護)の両立の支援を充実させていること」47.9%
4位 「仕事の魅力ややりがいがあること」38.3%
5位 「事業所・施設の設備・環境が働きやすいこと」 33.4%

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