介護職員 - ケアハウス新寿園

社会福祉法人仁成福祉協会が運営するケアハウス新寿園（新潟市補助事業）は、60歳以上で自炊ができない程度の身体機能の低下がある人や、独立して暮らすには不安がある人を対象とした施設。併設施設としてすぐ隣にデイサービスセンター新寿園があるので、介護が必要になっても日中は、デイサービスに通うことも出来る。訪問介護や訪問リハビリなど外部の介護サービスも利用出来る。「新寿園は、お年寄りがより生き生きと暮らせること、またご家族も生き生きとした時間を過ごせるように様々な工夫をしています」と話す高井園長。平成5年に建設された建物の中は、とても整理整頓されていて気持ちが良い。そしてゆっくりと寛げるように玄関ホール、談話コーナー、サンルームとソファーや椅子を様々な場所に設置してあり、入居者同士やスタッフとも自然とｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝが活発になるように配慮されている。

ケアハウス新寿園外観

 

綺麗に飾られた玄関ホール

食堂前にある談話コーナー

屋上からの風景　サッカー場、野球場がよく見える

サンルームからは田園風景が広がる/p>

生きがいを持って楽しめる様々なクラブ活動

新寿園のクラブ活動は、園芸クラブが大人気。農家出身の入居者も多く、スタッフに野菜の作り方を教えたり、入居者同士で昔の思いで話しなどをしながら野菜作りを楽しんでいる。年に数回収穫祭を開催し、採れたての野菜を使ったカレーライスやトン汁は格別に美味しく、やり甲斐にも繋がる。その他、カラオケクラブなど歌を楽しむ機会も多い。取材に伺った日はちょうど誕生会で、地元で著名な吟者が詩吟を奏でてお祝いの会に花を添えてくれていた。最後はハーモニカのメロディに合わせて入居者全員で唄を歌い楽しい時間を過ごしていた。クラブ活動は、ちぎり絵、将棋クラブ、押し花クラブ、刺し子クラブ、ボランティアクラブとバラエティに用意されている。

誕生会には様々なボランティアさんと交流

園芸クラブで作られる野菜は本格的

買い物、病院受診をサポートしてくれるので安心

いつまでも元気に外出したいというニーズに対して、買い物バスを週に1回出しており、入居者からは大好評。パンや雑貨、お菓子、牛乳なども訪問販売してくれるので買い物にはほとんど不便が無い。また病院受診に行く通院バスを運行。土日祝祭日を除き随時運行しているので、雪などで外出が困難な場合でも安心だ。食事は、一日3食。和食、洋食とバラエティに富んだ食事を提供。アレルギーなど禁食にも対応してくれるので安心。「夏に行われた野外特設流しそうめん屋台は大好評でした。食を通じて入居者が一緒になり楽しめるイベント食にも力を入れています」と話す高井園長。

お菓子販売

調理室から直接配膳されるので適時適温で食べられる

お食事（誕生日お祝い膳）にはお刺身も

大浴場には手すりがあるので安心

安心の個室で家庭と同じように生活

2階から4階まである居室は個室が44室、夫婦部屋が3室。合計で50名の入居者が生活している。個室は和室タイプが15室、洋室タイプが29室。ともに23.1㎡と広く、全室にトイレ、ミニキッチン、洗面化粧台、冷暖房、福祉電話を設置。「プライバシーが守れる個室なので、お部屋でもスタッフが様々な生活相談にも応じています。そして福祉電話を設置しているので急変があってもすぐにスタッフがお部屋まで行くので安心して生活できます」と話す高井園長。協力医療機関は、とやの中央病院。利用料金は、入居一時金が個人の場合、40万円。夫婦の場合は、70万円。退去時は、入居年数により一定の割合で返還。毎月の利用料金は、入居者の前年の収入に応じて定められる。その他、各居室の電気料金、電話料金などが必要。冬の期間（11月から3月まで）は暖房費が加算。詳細な料金は料金項目を参照。

ランドリーコーナー

居室前廊下

1人居室（ベッド・エアコン・クローゼット付）

居室内にあるトイレ・洗面台

クローゼット

居室内にミニキッチンも付く

デイサービスセンター新寿園

ケアハウス新寿園のすぐ横に併設しているデイサービスセンター新寿園は三角屋根が目印の鉄骨造1階建て。建物の中に入ると食堂、機能訓練室、静養室、介護者教育室が一度に見渡せるゆとりのある空間となっている。通所介護の定員は一日30名。新潟市内に住む介護が必要な高齢者が対象。入浴や食事などの介護、機能訓練やレクリエーションなどの各種サービスがある。「デイサービスの自慢は、何と言ってもスタッフの明るさです。利用される方が笑顔で過ごすことが出来るようにお世話させていただいています」と話す高井園長。利用料金は、料金項目参照。

デイサービス全景

 

デイサービス機械入浴機

天井が高くて気持ちよいフロアー